あなたは、メルマガを書くときにP.S(追伸)を効果的に、戦略的に使っていますか?
手紙やメールなどで文章の最後に、補足で使うのにおなじみのP.S(追伸)ですが、もとはラテン語のPost-scriptの略称で追記・後書きという意味を持っています。
Eメール・マーケティングにおいては、P.S(追伸)はただの追記ではなく、戦略的要素です。言い方を変えれば、このP.S(追伸)を効果的に使うことはメルマガで収益化する必須条件です。
ここでは、3つの効果的な使い方を覚えてメルマガ内のクリック率アップを目指しましょう。
メルマガのP.S(追伸)の戦略的な使い方 その1
第二のオファーを仕掛けるのにP.S(追伸)が効果的です。
あなたがコンテンツマーケティングに取り組む場合、おそらくメルマガを使って自分のホームページのコンテンツ(記事や動画)へ誘導することを考えますよね。
そして、メルマガにはホームページのコンテンツへ誘導するために、見出しやコンテンツの一部を抜粋して見せることで、読み手の興味を引こうとするはずです。
でも、もし、読み手の興味を引くことができなかったら、、、
そんなときのために、P.S(追伸)を使って別のオファー(第二のオファー)を提供しておくのです。
別のオファーには、読み手がクリックしやすいような、過去に注意を引いたテーマなどが良いかもしれません。
たとえば、前回お知らせしたイベント内容のリマインドであるとか、違った角度で読み手を刺激するようなオファーが有効です。
大事なのは、本文で読み手の興味を引けなくても、P.S(追伸)を使って、さりげなく読み手の注意を引き戻すように仕向けることです。
メルマガのP.S(追伸)の戦略的な使い方 その2
2つ目のP.S(追伸)は、強力なクロージングのテクニックです。
しっかりと読み手に伝えるプロセスとして、
まずは、何を伝えようとしているかを伝え、
つぎに、伝えるべきことを伝え、
最後に、何を伝えたかを伝えます。
そして、あなたの伝えたことに読み手が行動した結果、(たとえば、あなたが何かの購入を勧め、読み手が購入した結果)、読み手にどんなベネフィット(利便性や価値)がもたらされるのかを、P.S(追伸)を使って、もうひと押しするのです。
この場合、くどくど伝えるよりはベネフィット(利便性や価値)を2~3行に要約して伝えた方が効果的です。
メルマガのP.S(追伸)の戦略的な使い方 その3
最後のP.S(追伸)は、見込客(顧客)と新しく関係性を構築する場合に有効です。
たとえば、まったく新しい商品やサービスを紹介したい場合などで、読み手の興味を引くために詳細は伝えず、あえて内容の一部だけを紹介するやり方です。
これは、ティーザーと言われる商業広告の手法ですが、本来は伝えるべき商品やサービスについて、すべてを伝えずにいくつかの要素をふせることで注目を集めるのです。メルマガの場合、P.S(追伸)を使って次のメルマガの内容を少しだけ伝えることで読み手の興味を引いて次のクリックにつなげるやり方です。
仮に、あなたが新しい商品やサービスを売り込むのに150分の動画コンテンツを用意したとします。
関心の度合いにもよりますが、普通のひとは、150分の動画でセールスされ続けるのはたいへんです。
(だって、2時間30分ですよ!内容をすべて頭の中に収めるのは少したいへんですよね!)
これを5回のコンテンツに分け、30分ずつ視聴した方が集中力も切らさないで、内容を頭の中にインプットしてもらえます。1回ごとにそれまで視聴した動画や内容を振り返るレターを入れると、より効果的です。こうすれば、視聴の鮮度を保ちながらテレビドラマの次回予告のように読み手にわくわく感をもたせることもできます。
また、単発でロングコンテンツを提供するよりも連続したショートコンテンツの方が、時間の経過とコンタクトの回数を重ねることで読み手との関係性を構築しやすく、最終回(販売)に向けて徐々にモチベーションを上げていくことにもつながります。とくに、あなたのオファーが高額な商品やサービスほど良好な関係性を構築する必要があります。
メルマガ1日目(1回目の動画コンテンツ)のP.S(追伸)でメルマガ2日目(2回目の動画コンテンツ)の予告。
メルマガ2日目(2回目の動画コンテンツ)のP.S(追伸)でメルマガ3日目(3回目の動画コンテンツ)の予告。(本文中に1回目の動画URLや振り返りのレターを入れる)
メルマガ3日目(3回目の動画コンテンツ)のP.S(追伸)でメルマガ4日目(4回目の動画コンテンツ)の予告。(本文中に1~2回目の動画URLや振り返りのレターを入れる)
メルマガ4日目(4回目の動画コンテンツ)のP.S(追伸)でメルマガ5日目(5回目の動画コンテンツ)の予告。(本文中に1~3回目の動画URLや振り返りのレターを入れる)
メルマガ5日目(2回目の動画コンテンツ)のあと、購入オファー。(もちろん、本文には1~4回目の動画URLや振り返りのレターを入れる)
という具合です。
そのほかにも、連続してメルマガを読むことで、その後もあなたから届くメルマガをクリックするのが読み手の習慣になることを期待できます。
まとめ
もともと、手紙においても、P.S(追伸)はとても興味を引くものです。
本文だけでは伝えきれていない、と、いったん置いた筆を持ち直して、本文を補足するのですから。それは、P.S(追伸)という大事なピースをはめなければ、全体が完成しないことを意味しています。
そして、あまり知られていない事実ですが、メルマガの場合、しっかりと本文を読むほどではないけれど、ある程度は内容に興味をもっている、といったケースでは、長い本文を飛ばして、まずはP.S(追伸)を読み、本文の大筋をつかむ方も多くいます。とくにP.S(追伸)戦略を知っているひとは、P.S(追伸)を読むことでメルマガの性質を見抜きます。
そのことからも、P.S(追伸)はただの補足ではなく、戦略的な意味をもつものとして積極的に使うべきなのです。
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