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SEO(検索エンジン最適化)には検索エンジンの仕組みを理解すること

SEO(検索エンジン最適化)には検索エンジンの仕組みを理解すること

あなたは検索エンジンの仕組みを知っていますか?

今、最もパフォーマンスの高い集客ツールがインターネットであることは間違いありません。そのため、検索エンジンを攻略しようとSEO(検索エンジン最適化)に取り組むのですが、検索エンジンの仕組みを知らない人は意外と多いようです。

どれだけ質の高いウェブサイトを作っても、見てもらえなければサイトの価値はまったく伝わりませんよね?

ここでは、検索エンジンの仕組みをしっかりと理解して正しいSEOの第一歩を踏み出せるよう、説明していきます。読み進めていくとわかるのですが、ここでつまずいてしまうと大変なことになります。頑張って覚えてくださいね。

では、始めます。

検索エンジンとは

ウェブサイト、画像ファイルやネットニュースなどを検索する機能のことで、Search Engine(サーチエンジン)ともいわれます。検索窓と呼ばれるボックスにキーワードを入力して検索をかけることで必要な情報にアクセスすることができます。ネットスラングで、「ググる」なんて言ったりしますよね。

そして、検索エンジンはロボット型検索エンジン、ディレクトリ型検索エンジンやメタ検索エンジンなど、いくつかに分類されますが、ここで説明するのは現在の主流であるGoogleのロボット型検索エンジンになります。

もし、あなたが「Googleではなく、Yahoo!で検索することが多いよ!」とか「私はBing派!」だとしても、Googleの検索エンジンの仕組みを理解して下さい。なぜなら、Yahoo!はGoogleの検索エンジンの技術を使っているので、Googleの検索エンジンの仕組みを理解することでYahoo!の検索エンジンの仕組みを理解することにもなるからです。

そして、GoogleとYahoo!の検索エンジンにおけるシェアは下図の通り、Googleが約7割、Yahoo!が約3割を占めています。3番手のBingで5%もありません。なので、Googleの検索エンジンの仕組みを理解すれば、ほぼすべての検索エンジンを攻略することにつながります。

参考:Stat Counter 日本市場ににおける2016年7月~2017年7月までの検索エンジンシェア

だから、安心してGoogleの検索エンジンの仕組みを理解して下さい。

検索エンジンの仕組み

通常であれば、あなたがウェブサイトを制作してから、Googleの検索エンジンが検索順位を決定するまでには、次の3つのステップがあります。

  1. クローリング
  2. インデックス
  3. ランキング

この3つのステップが果たす役割を詳しく説明します。

クローリング

Googleはクローラーと呼ばれるロボット・スパイダーを使って世界中のウェブサイトの情報を休むことなく集め続けています。(注意! 下のロボット・スパイダーはイメージです)

この情報を集める作業をクローリングといいます。

世界中のウェブサイトはお互いにリンクし合って存在していて、クローラーはそのクモの巣のように張り巡らされたリンクを巡回して、すべてのウェブサイトの情報を集めようと動いています。

クローラーがあなたのウェブサイトを訪れて、そこではじめて検索エンジンはあなたのウェブサイトを認識します。そのため、ウェブサイトやページを作ってから、あなたがまず最初にすることはクローラーにあなたのウェブサイトを発見してもらうことになります。

クローラーに発見されるには

具体的には、以下の2つを行う必要があります。

  • リンクが自然に集まる良質なコンテンツの作成
  • XMLサイトマップの送信

じつは、クローラーは一度も巡回したことのないウェブサイトや、サイトマップが提供されていないウェブサイトには行くことができません。たとえば、私たちがハワイという場所を知らなければ行こうとも思わず、地図がなければ行き方も分からないのでハワイまでたどり着けないのと同じです。

だから、クローラーには巡回する目的と地図を渡さなければいけないのです。

クローラーには何度も巡回してもらう必要がある

せっかくクローラーがあなたのウェブサイトに来てくれても、1回の訪問ではページ情報の一部しか集めることができません。ページ情報のすべてを正確に集めてもらうには、何度も巡回してもらう必要があります。そう、クローリングの回数を増やす目的は、あなたのウェブサイトを検索上位表示させることです。

そして、良質なコンテンツほどクローラーの巡回が増える仕組みなので、あなたは良質なコンテンツの作成を意識しなけばいけません。

また、ウェブサイトの内部構造の最適化も重要です。なぜなら、クローラーは一つ一つのページに貼られている内部リンクをたどって他のページに移動するからです。そのため、ウェブサイトの隅々まで巡回してもらうにはウェブサイトの内部構造をクローラーが巡回しやすいように整理しておくことも大事です。

インデックス

クローラーが集めてきたウェブサイトの情報は、すべてGoogleのデータベースに登録されます。この集められた情報をデータベースに登録することをインデックスといいます。

このインデックスで重要なのはウェブサイト自体を検索エンジンからみて読みやすいように整理しておくことです。というのも、検索エンジンはインデックスされた情報をもとに検索順位の決定を行うからです。

また、価値ある良い内容が書かれていたとしても検索エンジンが読めない(理解できない)と、その内容を正しく評価することができません。つまり、価値ある良い内容ほどには評価されずに検索順位を下げられてしまうのです。

それともうひとつ、検索エンジンにインデックスされていないウェブサイトやページは検索結果に表示されることがありません。簡単にいうと、検索にヒットしないので誰にも発見されない、読まれないということです。なので、かならずインデックスは行って下さい。

ランキング

インデックスされたウェブサイトはすべて、Googleのランキングロボットによってさまざまな要素を分析され、ページの検索順位が決定されます。これをランキングといいます。

検索順位は、キーワードとコンテンツの関連性やキーワード同士の密度など、200項目以上の要素から総合的に決定されています。

この検索順位決定要素のことをアルゴリズムといいます。

Googleは、このアルゴリズムを頻繁に変更しているので私たちがページの評価項目は何なのか知ろうとしてもまったく無意味だといわれています。いつ変更したのか、何を変更したのか、すべてを把握することが不可能なので。

ただ、検索上位表示するための間違いない方法は、検索ユーザーが満足する良質なコンテンツを作成すること。このことは、Googleの理念『Googleが掲げる10の事実』で、まず「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」としていることからも分かります。

検索エンジンの仕組みを理解して、あなたがやるべきことは

以上が、検索エンジンの仕組みになります。

ウェブサイトの検索順位決定の一連の流れを簡単にまとめると、

  1. クローラーがあなたのウェブサイトの情報を収集する
  2. クローラーによって収集された、あなたの情報が検索エンジンのデータベースにインデックスされる
  3. 検索エンジンによって総合的に高い評価をされたウェブサイトやページから検索上位表示される

あなたがやるべき3つの最適化

クロールの最適化

クローラーの巡回頻度を上げて、あなたのウェブサイト内の各ページを正確に理解してもらうこと。そのためには外部サイトからナチュラルリンクを貼られるくらいに良質なコンテンツを作ることが重要です。また、上位表示させたいページに優先的にクローラーが巡回するように内部SEOを施すこともクロール最適化に有効です。

インデックス最適化

ページのHTML構造を最適化して、Googleのランキングエンジンがページの内容を正確に理解できるようにすること。ここで必要なのはウェブライティングの基本を抑えて検索エンジンが読みやすい、理解しやすいページ作りをすることです。検索結果に載らなくてもよいページは、noindexを活用してインデックスされない工夫も重要です。

コンテンツ最適化

Googleの基本理念を抑えて、検索ユーザーが満足する良質なコンテンツを作ること。そもそもが、良質なコンテンツがなければ、どれだけクロール最適化やインデックス最適化に努力しても意味がありません。なぜなら、良質なコンテンツを正しく評価してもらうために、クロール最適化とインデックス最適化を行うからです。

まとめ

SEOテクニックは時代とともに変わりますが、SEOの本質は変わりません。このことは、ブラックハットSEOと呼ばれる悪質なSEOテクニックを改善するためにパンダアップデートやペンギンアップデートなど、これまでに何度も実施され、そしてこれからも実施されるアルゴリズムの変更と、変わることのないGoogleの基本理念をみれば分かります。

技術の進歩とともに検索エンジンのアルゴリズムは変更され、ページ評価の精度も上がっていきました。このことは、良質なコンテンツが正しい評価を受けて検索上位表示される時代に進んでいることを示していますし、これからもその方向性は変わりません。私たちが検索エンジンを使う目的は、私たちが求める情報に、それも私たちの悩みを解決し満足するようなページにアクセスするためです。

あなたも、検索エンジンの仕組みを理解して、良質なコンテンツを作り続ければ、かならず検索上位表示は可能になります。

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