あなたはGoogleマイビジネスというサービスをご存知ですか?
知らない場所について、私たちが情報を集める方法に「地域名+キーワード」というローカル検索があります。(おそらく、いつも当たり前のように使っていますよね)
さらに、ここ数年ではGoogleマップ上でサッと情報を集めて、パッと意思決定する人も非常に増えてきました。
実際、Googleの調査によると5人のうち4人の消費者が検索エンジンで近くの商品やサービス、または体験(アクティビティ)を見つけています。
そこでGoogleが力を入れているのがGoogleマイビジネスというサービスです。
スマホでもPCでも、GoogleはGPSを使ってリアルタイムでユーザーの位置情報を把握することができます。さらにGoogleマップ上には多くのビジネス情報も持っています。つまり、誰かが何かを検索したときにGoogleはその内容と位置情報から最適な情報を検索結果ページにどんどん表示させられるのです。
このときに自分のビジネスが一番上の目立つところに表示されたらどうなるか、、、
今後、GoogleマイビジネスはSEOを凌ぐとも言われています。ローカルビジネスではなおさら、Googleマイビジネスを使わなければいけません。
この記事ではGoogleマイビジネスの特徴とメリット、登録方法や活用の仕方について説明していきます。
目次
Googleマイビジネスとは
Googleマイビジネスとは企業や飲食店などのビジネス情報を表示できるサービスのことです。
Googleマイビジネスに登録すると、Google検索やGoogleマップといったGoogleのサービス上に無料であなたのビジネス情報を表示させることができます。それも企業や飲食店などの店舗情報だけでなく、在宅や出張型などの非店舗型ビジネスでもGoogleマイビジネスに登録することができるのです。
Googleマイビジネスは、2014年6月にGoogleプレイスとGoogle+が統合されたサービスですが、リスティング広告やSEOと違い、ユーザーもそのビジネス情報を共有することができます。星評価やクチコミでユーザーの声をダイレクトに反映させられことから、ビジネス情報の信頼性が高くなるサービスだと注目を集めています。
Googleマイビジネスの特徴とメリット
Googleマイビジネスの特徴は全部で7つ。すべて無料で利用できます。
検索結果の1ページ目にビジネス情報を表示できる
Googleマイビジネスの最大の特徴は、Google検索やGoogleマップなどの検索結果で1ページ目に企業や店舗などのビジネス情報を表示できることです。会社名、店名、電話番号、住所、営業時間といったビジネスの基本情報を一目で見ることができます。
たとえば「地域名+キーワード(業種や商品・サービス)」といったローカル検索で、関連性の高いビジネス情報を表示してくれます。これによって、あなたのビジネスを認知していない潜在顧客にも宣伝できるようになります。
投稿機能でリアルタイムな情報発信ができる
Googleマイビジネスの「投稿機能」で旬な情報をリアルタイムで表示できます。
たとえば、新しい商品情報や期間限定イベント、タイムサービスなどの情報をリアルタイムで見てもらえるようになります。
一定のコミュニティから成るソーシャルメディアと違って、検索から「今、関心の高いユーザー」に「旬な情報」を表示できるので幅広くビジネスチャンスを取り込めるようになります。
写真や動画で視覚的に伝えられる
Googleマイビジネスは、企業や店舗の外観、内観の様子、取り扱う商品、働いているスタッフなどの画像・動画を表示することができます。
文字情報だけでなく写真や動画は視覚的にも伝わるので、それを見たユーザーがお店の雰囲気や商品、そこで得られる体験などを具体的にイメージしやすくなります。
ちなみにGoogleによると、Googleマイビジネスで画像を見た場合、画像を見ていない場合と比べてウェブサイトのURLがクリックされる回数が35%、Googleマップで運転ルートを検索される回数が42%も増加するそうです。
このことからも写真や動画をどんどん使っていきたいですよね。
参考:Google マイビジネスについて – Google マイビジネス ヘルプ
クチコミを管理できる
クチコミを管理できるのもGoogleマイビジネスの特徴です。
まだ商品やサービスを買ったことがない、あるいは来店したことがない人にとって、クチコミは意思決定に大きく影響する重要な情報源になります。高い満足を示すようなクチコミが集まれば、商品やサービス、お店の良い宣伝になります。
Googleマイビジネスに登録すると投稿されたクチコミに対して返信できるようになります。クチコミを通じてユーザーとつながることで親近感やビジネスの信頼性を伝えることにもなります。
ホームページと連携できる
すでにホームページを持っているのであれば、GoogleマイビジネスにURLを登録して連携できるようになります。
連携していれば、Google検索やGoogleマップでビジネス情報が表示されたときにユーザーをホームページへ呼び込んで、もっと詳しい情報を提供してさらに関心を高めてもらえるかもしれません。
もしホームページを持っていないのであれば、Googleマイビジネスの「Googleウェブサイトビルダー」という機能を使ってホームページが作れます。
あくまで簡易版ですが、モバイルユーザビリティにも対応(スマホに対応)しているので「お金をかけずにすばやく情報ページを作りたい」というニーズなら十分使えると思います。
ユーザーの情報や行動を簡易分析できる
Googleマイビジネスに登録すると、ビジネス情報にアクセスしたユーザーの行動などを簡易分析できる「インサイト」という機能が使えるようになります。
どのGoogleサービスであなたのビジネス情報にたどり着いたのか、どんなキーワードで検索したのか、どういった行動(ホームページへのアクセスやルート検索、電話をかけるなど)をしたのか。
このような情報を分析することで集客チャネルのPDCAサイクルが回せるようになります。
Google広告と連携できる
GoogleマイビジネスはGoogle広告(旧Googleアドワーズ)と連携させられます。
たとえば、リスティング広告を出しているのであれば、その広告に住所や電話番号といった情報も表示できるのでクリック率の改善につながります。
そのほか、あなたのビジネスから一定の距離内にいるユーザーだけに広告を表示したり、距離で入札単価を調節して費用対効果を上げるといった取り組みも行えます。
Googleに申請して一定の条件を満たしていれば、来店のコンバージョンも計測できるようになります。(これって、ものすごいことですよ)
参照:来店コンバージョンについて – Google 広告 ヘルプ
Googleマイビジネスの登録方法
ここからはGoogleマイビジネスの登録方法を説明します。
Googleマイビジネスは自分で登録していなくても、Googleがインターネット上の情報を集めて自動的にページを作成している場合があります。
まず最初にページの有無を確認しましょう。
Googleマイビジネスのページ有無を確認
はじめにGoogleマイビジネスの登録ページから登録画面に進んで、企業名や店名、住所、電話番号、業種などの情報を入力していきます。入力が終わったら「続行」をクリックしてください。
もし地図上に企業名とともに「このビジネスのオーナーですか?」というメッセージが表示されていたら、オーナー確認のページに進みます。
反対に、「このビジネスのオーナーですか?」というメッセージが表示されず、さらに情報を登録する画面へと進んだ場合には、そのまま求められる情報を入力していきましょう。
登録が完了すると、すでにページがある場合と同様にオーナー確認のページへと進みます。
オーナー登録の手順
オーナー確認のページに進んだら、「このビジネスを管理する権限を持っており、利用規約に同意します」にチェックを入れて「続行」をクリックします。
するとオーナー確認コードの受け取り方法を選択する画面が表示されます。
- ハガキでの受け取り
- 電話での受け取り
- メールでの受け取り
- Google Search Consoleでの即時オーナー確認
この4つから確認コードの受け取り方法から都合のよい方法を選びましょう。(ビジネスの内容によって選択できる受け取り方法は異なります)
確認コードが送られてきたら、Googleマイビジネスの登録ページからログインして、入力フォームに確認コードを入力して送信します。
その後、完了のメッセージを受け取って登録完了です。
Googleマイビジネスを活用する
今まで説明してきた機能を使って情報を更新し、ユーザーからのコメントやコンタクトがあれば丁寧に対応していきます。
ポイントはマメに更新することです。
ビジネスオーナーにとってはつまらない情報でも、ユーザーにとっては価値ある情報かもしれません。ちょっとした情報でも構わないので常に新しい情報を投稿することで競合よりも優先的に表示されやすくなります。
SEOでも情報の更新頻度は重要でした。同じGoogleのサービスと考えればなんとなくわかりますよね。
Googleマイビジネスの注意点
Googleマイビジネスは手軽で便利なサービスですが、利用する際には以下の点に注意しましょう。
表示される写真はコントロールできない
Googleマイビジネスに表示される写真はコントロールできません。
基本的に、Googleマイビジネスの写真は投稿された写真の中からランダムで表示されます。これには企業や店舗が投稿した写真だけでなく、顧客や一般ユーザーが投稿した写真も含まれます。
そうは言っても企業や店舗が投稿した写真は「検索ユーザーの求めている情報」と認識されるため、Googleマイビジネスで優先的に表示されるようになります。
検索ユーザーに役立つ情報となる写真を投稿していけば、その写真が優先的に表示される可能性は高くなります。
クチコミもコントロールできない
クチコミも、そのビジネスに対するユーザー評価なのでコントロールできません。
Googleマイビジネスでは一般ユーザーからのクチコミは「ユーザーの声」としてすべて公開されます。中には根拠のない誹謗中傷や嫌がらせのようなクチコミが投稿されることがあるかもしれません。そんなときはGoogleに「不適切なコメントを報告」すれば削除してもらえます。(投稿ガイドラインに違反している場合)
当たり前のことですが、顧客満足度を意識して誠心誠意、ビジネスに取り組み続ける必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
もしあなたがまだGoogleマイビジネスを始めていない、または十分に活用していないのであれば、すぐにでも取り組まれることをおススメします。
無料で使えてどんどん見込み客を増やしてくれる。
こんな便利なサービスを使わない理由はありませんよね?
【無料レポート】「インターネット集客の教科書」
そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
インターネットを使えば資金力のある大企業とだって戦えます。
というよりも、インターネットを使わないと勝負になりません。 潤沢な資金のある大企業があなたのテリトリーに攻め込んできら、まず 太刀打ちできないでしょう。