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【セールスライティングの基本】「こんにちは、ニジマスです!」の『フライフィッシャーマン』を音読・写経する 

【セールスライティングの基本】「こんにちは、ニジマスです!」の『フライフィッシャーマン』を音読・写経する 

このセールスレターの秀逸なところ、あなたはどこだかわかりますか?

いくつかポイントはありますが、最も重要なところは明確にターゲットを絞り込み、ターゲットの共感を引き出し、親近感を深めて、ターゲットにもっと釣りを楽しもうと誘っているところです。これなら釣り雑誌を売り込まれている感じがしませんよね?

特別な仲間だけが理解できる、暗号のような言葉を使って、ターゲットとの絆を強めています。(タン・カディス・ピューパとか、メイフライニンフなんて、フライフィッシングをしない人にはチンプンカンプンですよね? これが作戦なのです)

例えば、ゴルファーの共通言語、ゲーマーだけの共通言語、鉄道オタクだけの共通言語など、どれも仲間意識で話しているうちに感情が高まり、財布のひもが緩む構図です。

さて、話を戻して、、、

「こんにちは、ニジマスです!」のキャッチ―なヘッドラインで始まる『フライフィッシャーマン』のセールスレター。ターゲットの共感を引き出すやり方と親近感の深め方をぜひ味わってみてください。これを体得すれば、あなたのセールストークやセールスライティングの技術にますます磨きがかかりますよ。

音読・写経で脳と体にリズムを刻むのが一番良い方法ですが、このレターなら音読・写経するのもきっと楽しくなりますね。

フライフィッシャーマンのセールスレター

こんにちは、ニジマスです!

スズキもいます。サケも、ソトイワシも一緒です。

 

あなたもフライフィッシングに夢中ですか?

だったら『フライフィッシャーマン』誌の無料進呈にぜひお申し込みを。

これは「依存症」の患者さんにとって、一番のクスリとなる雑誌です。

試読したからといって、その後の購読義務はありません。でも、ご購読いただけるのであれば、さらに無料のクリールも差し上げています。

 

アングラーのみなさま

 ベイトキャスティング、スピンフィッシング、フライフィッシングと釣りにもいろいろありますが、なかでもフライフィッシングは、あのロバート・トレイヴァー(注)が「無邪気な形の一種の依存症である」と言っています。

 暗褐色のブラウン(注)が、オードブルを探して上流に向かってゆったりと泳ぐ姿を想像しただけで首筋がゾクゾクするなら、あなたも立派な釣りキチです。

 『フライフィッシャーマン』誌の編集長である私もそんな一人。私が釣りをするのも、まさにロバート・トレイヴァーと同じ理由です。

 「・・・世の男たちの多くが、嫌なことに人生の大半を費やしている。私にとっても釣りは、限りない喜びをもたらしてくれる源であると同時に、一種の反逆行為でもある、、、」

 「・・・マスは嘘もつかないし、ズルもしない。金やモノで動くことも、権力に弱いということもない。静寂と謙虚さ、強い忍耐力にしか反応してくれない、、、」

 ああ、私の無邪気な狂気はかなり重症のようです。じつは『フライフィッシャーマン』誌のスタッフ全員がそうなのです。

 私たちは、ニューヨーク州のビーバーキル、モンタナ州のビッグホーン、カリフォルニアのハット・クリークで腰まで水に浸かっていないときは、次の旅の計画を立てながら、その前の旅の話を語り合ったり、それを『フライフィッシャーマン』に書いたりしています。

 ミシガン州のオーセーブルでハッチを待ったり、フロリダキーズの浅瀬でボーンフィッシュを捕ったり、バージニア州のシェナンド川でスモールマウスバスを狙ってキャスティングをしていないときには、そのことを『フライフィッシャーマン』に書いているんです。

 ライト・ケイヒルやグレー・ミッジ、ロイヤルウルフ、ラスティースピナー、リードウィング・コーチマン、タン・カディス・ピューパ、マラブー・ストリーマー、マドラーミノー、ブラックノーズディスの長所などを議論していないときには、、、

 メイフライニンフやダンやスピナー、カディス、ストーンフライ、ミノーなどによく似せた疑似餌を研究していないときには、、、

 ダチョウ、ガチョウ、クジャクの羽や、ビーバー、マスクラット、スカンク、クマ、アンテロープの毛でフライを作っていないときには、、、

 ハックルを選んだり、片側をむしったり、巻いたり、、、ウィップフィニッシュを極めたり、、、ロールキャスティングに磨きをかけていないときには、、、

 最新のシングルアクション・リール各種の性能を比較したり、最新のボロンロッドの感触を試したり、あるいは自作したりしていないときには、、、

 そうしたことを『フライフィッシャーマン』に書いているんです。

 『フライフィッシャーマン』では、毎号、当編集部に在籍する多くのフィールドエディターや渓流レポーターたちと知識を共有していただけます。

 「フライタイヤー・ベンチ」のコーナーでは、誰もが夢見る「完璧なフライ」のタイイングの仕方を説明します。また、コラム「キャスティング・アバウト」では、手つかずの湖や清流にあなたをご案内。「新製品」コーナーでは、最新のフライフィッシング用品やウェアを紹介し、用具特集では、理想のフライロッド、リール、ラインなどの選び方を伝授して、あなたの釣り技術の向上をお手伝いします。

 この手紙に同封されている、切手不要の返信ハガキを送っていただければ、『フライフィッシャーマン』を一冊、無料でお届けします。だからといって、その後の購読義務は一切ありません。

 ですが、本誌を気に入っていただけたのであれば――つまり、熱心なアングラー仲間による釣り技術上達のコツやテクニック、楽しいホラ話、そして霧が立ち込める湖や渓流、ニジマスや、虹色のフライなどの美しい掲載写真を気に入っていただけたのであれば、どうかお得な購読大幅割引料金をご利用ください。

 もし気に入らなかったら?

 その場合には、後ほど郵送される請求書の「キャンセル」欄にチェックを入れて送り返していただければ、料金は一切かかりません。「それなら悪くない」と思ったなら、今日中に返信ハガキを投函してください。

 どうぞよろしくお願いします。

ジョン・ランドルフ

追伸。無料特典のクリールは、申込件数を見込んで十分に用意いたしました。でも、在庫が無くなれば再発注が必要となり、最大で数か月間お待ちいただくことになります。購読料金のお支払いが確認できた方から、順番にクリールを発送していますので、試読を待たずに今すぐ料金の小切手を同封していただいてもかまいません。

*ロバート・トレイヴァーは米国の小説家。また、釣り人の間ではニジマス釣り狂としても有名。
*暗褐色のブラウンとは、サケ科に属するマスの種類。

まとめ

いかがでしたか?

フライフィッシングを知らなくても、なんとなく楽しい雰囲気が伝わってきますよね?

言うまでもありませんが、間違いなく、このセールスレターの目的は『フライフィッシャーマン』の定期購読契約を獲得することです。でも売り込まれている感じがまったくしませんよね。それどころか、熱心な釣り仲間に「もっと楽しもうぜ」と誘われているだけに聞こえます。

前述したほかにも、ワイン愛好家の共通言語、ボディビルダーの共通言語、フェラーリオーナーの共通言語、、、いくらでも仲間意識を高めるグループを作れますね。

基本的な考え方は、私たち(共通する○○な人)とそれ以外の人です。ターゲットの共感を引き出し、親近感を深める、このアプローチはすべてのジャンルで使えるセールステクニックです。

きっと、あなたのビジネスにも簡単に置き換えられますよね?

私たち(共通する○○な人)とそうでない人。

さあ、あなたの○○には何が入りますか?

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