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なぜ費用対効果よりも時間対効果なのか? ビジネスの生産性を高める2つの方法

時間対効果を高める

スピードは富を引き寄せる

あなたも聞いたことがあるかもしれません。

これは人生の成功哲学でよく言われる言葉です。

インターネットのおかげで私たちの意思決定や行動のスピードは格段に速くなりました。その反面、対応が遅れることでせっかくの機会を逃すことも増えたのではないでしょうか。

それはプライベートだけに限らず、ビジネスでも同じこと。

  • 対応が遅くなり、競合に遅れをとる・・・
  • 対応が遅くなり、在庫の山を抱えてしまう・・・
  • 対応が遅くなり、世の中の批判に晒される・・・

そのような事態は何としても避けたいところです。

だからはっきりと言います。

私たちは何よりも時間を優先させなければなりません。時間を失うことで競争力が低下し、多くのものを失うことにつながります。

とくに変化の速い現代においては「費用対効果」よりも「時間対効果」のほうが何倍も重要です。

これからその理由と、時間対効果でビジネスの生産性を高める2つの方法についてお話します。

ところで「費用対効果」はよく聞くけど「時間対効果」って何?

もしかしたら、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

時間対効果とは

時間対効果とは、言葉の通り、かけた時間に対してどれだけの効果があるのかを意味する言葉です。

「時間対投資」と言ったほうがわかりやすいでしょうか。つまり、どれだけの時間を投資して、どれだけの効果を得られるのかということです。

なぜ投資という言葉を使うのか?

それは「お金」と同じで「時間」も使った分を収益で回収するべきコストだからです。つまりリターンを得るためのコスト。

今の時代、時間はお金よりも重要なコストです。失ったお金は取り戻すことができても、失った時間は取り戻すことができません。だからお金以上に意識して使う必要があります。(それに、お金は増やすことができても時間は増やすことができませんからね)

では、どのように意識すればいいのか?

まずは時間対効果が悪い例を見てみましょう。

時間対効果が悪い例

具体的にどういうケースで時間対効果が悪いと言えるのでしょうか?

たとえば、自分でホームページを作る場合です。

ビジネスにはホームページが必要だ。

業者に頼むと20万円の見積もりが出た。

そんなにお金はかけたくない。

だったら頑張って自分で作ってしまおう!

自分でホームページを作る、そのこと自体は悪くありません。

自分で好きなように設計したほうが使いやすいですしね。思った通りのホームページを作ることができるでしょう。

でも、

自分でイチから勉強して、ホームページを作っていく。

仕事が終わってからコツコツと。

休日を使ってコツコツと。

一生懸命頑張って、なんとか半年で完成した。

自分で勉強して作れば、制作に詳しくなるでしょう。きっと愛着も湧くはずです。

でも、、、

どちらの投資に価値を置くかという問題ですが、時間対投資で考えれば、半年間、ビジネスが1ミリも前に進んでいないことを問題視します。

スピード社会では費用対効果よりも時間対効果のほうが重要

ホームページの存在意義は、どれだけアクセスを集められるか、どれだけ売上に貢献できるか、これに尽きます。だからホームページがないのであれば、できるだけ早く作ってたくさんの人に見てもらうのが基本です。

あなたがホームページから毎月10万円の売上を上げたいというのであればピンとこないかもしれません。でも毎月100万円の売上を上げたいのであれば、完成までの半年が非常にもったいない・・・そう思いませんか?

完成するまでは誰にも見てもらえないわけですからね。(最悪なのはホームページができるまでビジネスが始まらないという状況です)

早く完成して、早く見てもらえれば、それだけ早く、お客さんからのフィードバックを得られます。

  • どこか良くて、どこが悪いのか?
  • 何が人気で、何が不人気なのか?
  • どのページが好きで、どのページが嫌いなのか?

あなたの想像ではなく、お客さんの反応を見て改善していったほうがホームページの集客力は上がります。

だから時間対効果で考えてホームページを作ったほうがいいのです。

これはホームページだけではありません。ほかの多くの仕事にも当てはまりますし、ビジネスの生産性の問題と言えるのではないでしょうか。

ではいよいよ時間対効果を高める方法をお話します。

時間対効果を高める2つの方法

時間対効果を高める方法は大きく2つあります。

一つは、あなたの時給に見合うかどうかを基準にする方法。それともう一つは、合格点を明確にする方法です。

1.あなたの時給に見合うかどうかを基準にする

その仕事、その作業、その業務があなたの時給に見合うかどうかを基準にします。

たとえば、あなたの時給が5,000円だとします。ある業務に対して、5,000円のコストを節約するためにあなたが2時間かけて対応するのはどうでしょうか?

では、時給980円のアルバイトでも出来るような職場の清掃をあなたが頑張るのは?

誤解のないように言っておきますが、もちろん清掃作業も価値ある仕事です。ここで言いたいのは、その作業にあなたの時間というコストをかけるべきなのか、ということです。

スタッフ教育とか、職場の士気を高めるとか、お客さんに対するパフォーマンスとか、全体的な利益を考えているならOKです。

そうでなければ、ほかの誰かに任せてしまい、あなたはもっと生産性の高い仕事に取り組むべきだと思います。

これがあなたの時給に見合う仕事かどうかを基準にする、ということです。

2.合格点を明確にする

それでよければ、それでよし

一生懸命頑張る人ほど、自分の仕事に責任を持ち、完璧主義になりがちです。

でも時間対効果で考えるのは「それでよければ、それでよし」です。

プー太郎でもない限り、いつも時間をもてあましている人などいませんよね?

私たちは毎日時間に追われながら仕事をしているはずです。

その限られた時間の中でどれだけ収益を上げられるか?

つまり、生産性。これがほとんどの仕事で重要視されるポイントです。

なので時間対効果で計るのであれば、完璧主義にならずにその仕事の合格点を明確にしましょう。

100点が必要なのか、80点で合格なのか、それとも60点でもイケるのか。

100点に近づけようとするほど多くのコストがかかります。60点で収益が最大化するのであれば「それでよし」です。

まとめ

スピード社会では費用対効果よりも時間対効果のほうが何倍も重要です。

もう一度自分の業務を見直してみてください。

あなたは得意ではないことに時間をかけ過ぎていませんか?

それがかえって ”高くつく” ことはありませんか?

自戒の念も込めて言うのですが、私たちは本当の生産性を持たなければなりません。

だから時間対効果。

そして時間対効果を高めていく方法は2つです。

一つは、あなたの時給に見合うかどうかを基準にする方法。それともう一つは、合格点を明確にする方法です。

さあ、これでどんどん生産性を上げていきましょう。

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