あなたのお店は競合との差別化ができていますか?
聞き方を変えます。本当に必要な差別化戦略を立てて、それを実行していますか?
差別化はあなたのお店が選ばれる理由であり、お客様にとってオンリーワンであるほうが集客力も強くなります。そのことをこれから証明したいと思います。
目次
よく飲食店の経営者からこんな相談を受けます。
「他店と差別化しているのですが、いまいち効果が感じられません」
「当店は○○○○が自慢・強みですが、どうやって打ち出していくと差別化につながりますか?」
こういう質問をされるくらいですから、だいたいが本当の差別化戦略をとれていません。
グルメサイトはどこが生き残るのか?
先日、東洋経済オンラインで面白い記事を読みました。
「グルメサイト『4強時代』、生き残るのはどこか」というもので、多くの飲食店が加盟しているグルメサイトの今後について示唆しています。
いまやグルメサイトはお客様がお店を選ぶときの重要な情報源になっており、ページを開くとさまざまな飲食店がずらっと並び、強い集客力を持つポータルサイトです。その強力なポータルサイトも、お店にとって集客のための差別化戦略として必ずしも正しいとは言い切れません。
参照元:http://toyokeizai.net/articles/-/144841
なぜポータルサイトは差別化に向かないのか?
どうしてかというと、みんな一緒にグルメサイトという大きな傘の中に入っているから。グルメモールの中に軒を連ねて、多くの店と同じ枠の中で選択される側に回ってしまうからです。
インターネット集客の専門家として思うことは、すべてのビジネスはお客様に対してオンリーワンの存在感を示す必要があるし、インターネットを使えばそれが可能であるということです。
インターネットを使った差別化戦略とは、自店の強みが他社とは違うということをオウンドメディア(自店のホームページ)を使ってしっかりと発信し続けることです。お客様がその情報に対して120%の満足することでお店に好意を持ち、足を運ぶようになることであり、これらすべてが自動化される仕組みを作ることでもあります。
みんな横並びで、一緒に大きな傘の中に入るというのはとても安心感があります。ましてや、しっかりとSEO対策され、インターネット検索で上位表示される、そのうえ大きく予算をかけてリスティング広告を出し続けるグルメサイトの集客戦略は事業規模や経営体力の劣る飲食店ではとても真似できないほどの集客力があります。
みんな横並びで、どこまで存在感を示せるのか?
確かにグルメサイトの集客力は魅力ですし、それは否定しません。でもお店にとって、加盟店のひとつとして決められた枠・フレームのなかで差別化を訴えても、
- どこまでお客様の印象に残るでしょうか?
- お店からのメッセージはすべて伝えきれていますか?
- お店の自慢・強みがグルメサイト独自の星評価でスポイルされていませんか?
もちろん、実際に足を運ばれたお客様のクチコミ情報など、初めて足を運ぶお客様にとって大きな動機付けになるでしょう。ただ、星評価イコール差別化にはならないということです。
3年先、5年先の飲食店の集客環境はどのように変化しているか?
ひとの行動の第一歩は、まずインターネット検索して、調べて、確認して、自分の知的欲求を満たしたうえで行動する
お客様の行動パターンは数年先でも変わらないと、多くのインターネット専門家が考えています。
誤解してはいけないのは、インターネットという集客環境はなくならないけど、グルメサイトによる集客環境が同じではないということです。
ここ数年でグルメサイトの勢力図が大きく変わりました。各サイトともどんどんサービスを強化、刷新して集客力をあげ、加盟店を増やす取り組みを続けていますが、他サイトの良い機能を取り込むことも多いため、サイトの類似化も進んできました。今後はサービス内容や運用自体に変化があるかも知れません。新しい勢力が誕生するかも知れません。
先ほども言った通り、私たちは集客力の強いグルメサイトを否定するものではありません。グルメサイトからお店を選ぶお客様は多くいるので、グルメサイトで紹介してもらえるお店にとってプラスの面は多いと思います。
ですが、大きな傘の中からの情報発信では差別化にも限界があり、また、3年先、5年先に新しい傘を探すことや多くの傘の中に入ることだけでなく、自分だけの傘を持ち、自由に自分の宣伝広告することで差別化戦略を取る必要があるのです。
まとめ
繰り返しになりますが、インターネット集客における本当に必要な差別化戦略とは、「オウンドメディアから、オンリーワンとなる自店の強みを発信し続け、その情報にお客様が120%満足すること、知的欲求を満たされたお客様が、あなたの店に好意を持って足を運んでくれること」です。
【無料レポート】「インターネット集客の教科書」
そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
インターネットを使えば資金力のある大企業とだって戦えます。
というよりも、インターネットを使わないと勝負になりません。 潤沢な資金のある大企業があなたのテリトリーに攻め込んできら、まず 太刀打ちできないでしょう。