「結局、何が言いたいんだ?」
あなたはそんなメッセージを受け取ったことはありませんか?
テーマと無関係な話は読み手の理解を妨げます。いらいらさせたり、混乱させたり、読み手のストレスにつながります。そうして、本当に伝えたいことやメッセージに込めたあなたの情熱が弱まってしまうのです。最悪の場合、相手にはもう読まないという選択肢だってあり得ます。
なので、できるだけ不必要な情報は削除して、伝えたいことをしっかり伝えることに集中しましょう。
例えば、こんな感じです。
新幹線に爆弾が仕掛けられた。どうやら時限爆弾のようだ。
犯人からはタイマーだけでなく、セットされている小さなマイクが人間の声を探知すると、それでも爆発すると知らされている。二人の爆弾処理班が到着したときには、あと5分で爆発することがわかった。
爆弾は赤い線と青い線でタイマーにつながっている。正しい線を切れば爆発は防げるが、間違った線を切ればその瞬間にジ・エンドだ。
これは新しい型の時限爆弾だったので、現場の二人には判断がつかない。そこで本部で待機している上司に携帯電話で指示を仰ぎたいのだが、声が出せない。
そうだ、メールを使おう。
「発火装置はTA358型。青と赤のどちらを切るのか、至急、指示されたし。残り時間は3分」
もうおわかりですよね。
このメールへの返信は「赤」か「青」のどちらか一文字でよく、それ以外は余計な情報です。
決して次のような返信をしないでください。
TA358型は、私が二か月前に米国出張で学んできたばかりの最新型の時限爆弾だ。
その特徴は、今までの2倍の爆発力と時限設定の長期化が可能になった点にある。供給電源が低下した場合でも水晶発信の精度が狂わず、ミリ単位の正確さで発火するからだ。したがってタイマーは六か月先まで設定可能であり、爆弾テロの脅威が増すものとして欧州を中心に非常に警戒されている、とてもやっかいなシロモノだ。しかも液体窒素で冷却しても10分程度は稼働を続けるので、残り時間が3分を切った以上、君が言うようにリード線の切断以外は止める方法がない。古いタイプのTA357型の場合は、青の線を切断することによって止めることができたんだがね。
しかし2年前にメーカーのボムテック社は、赤い線を切断すれば止まる方法に転換したそうだ。君たちは運がいい。私が知っていたのだから。TA358型はこの新方式なので、赤い線を切断すれば発火は止まるぞ!
これは極端な例で、もちろん笑い話です。
情報としては多くの価値を含みますが、ここで相手が求めているのは「赤」か「青」のどちらかです。たとえ、ものすごい価値があったとしても、そこで伝えなくてよいのであれば、それは相手にとって不必要な情報になります。
そう考えると、私たちも思いつくままに読み手に不必要な情報を付け加えていることが多いのではないでしょうか?
ブログでもメルマガでも一つの記事にテーマは一つだけ。伝えたいことに集中して、それと関係ない話はしないようにしましょう。
別のテーマとして扱えば、新しい記事になりますしね!
【無料レポート】「インターネット集客の教科書」
そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
インターネットを使えば資金力のある大企業とだって戦えます。
というよりも、インターネットを使わないと勝負になりません。 潤沢な資金のある大企業があなたのテリトリーに攻め込んできら、まず 太刀打ちできないでしょう。