もしあなたがかなりのプロフェッショナルだとしても、親しみを込めたメルマガ記事では「プロ」らしさを出さないように気をつけましょう。
「プロ」らしさは専門職の証明につながりますが、親近感のブレーキになりがちです。それよりもパーソナルなメッセージに込めたいのは「あなた」らしさです。
誤字脱字、文章の拙なさもご愛敬。それくらいのほうが人間らしさを感じてもらえます。(とは言え、間違いだらけでも困りますが、、)
「プロ」らしさとは何か?
例えば、営業職であれば「質問には正確に答える」とか「相手を ”その気” にさせる」、そして「絶対に今日、契約を取る!」といった意識と行動は「プロ」らしさと言えます。
お客様を前にして「プロ」としての振る舞いは必要ですし、これらはすべて営業の「プロ」として欠かせない資質でしょう。
でも売り手が「プロ」に徹すれば徹するほど、「この人は売るために必死だ、売るためなら何でもする」と見られるようになります。ときに、売り手は血の通った人間と思われなくなります。
そんな「プロ」らしさが、パーソナルなメッセージで親しみを感じてもらい、相手との信頼関係を築こうとするメルマガライディングには逆効果なのです。
「プロ」らしい完璧な言い回し、隙のない文章ほど人間味が失われていきます。
とくに、次の2つには要注意です。
「売り言葉」を使わない
私たちが考えている以上に、読み手は売り手の「売り言葉」に敏感です。
ライティング経験の浅い「プロ」ほど、何とかうまい具合に話をまとめようとします。あわよくば販売につなげたいと考えてしまい、これが読み手に見透かされてしまうのです。
これはメルマガに限らず、すべての販売現場に共通する事実なのですが、本当のプロほど「売り言葉」をあまり使いません。「売り言葉」を連呼するほど相手の心理ブロックが強固になるとわかっているからです。
それよりも相手を ”その気” にさせて、ここぞというときにクロージングを仕掛けます。
人は買うのは好きだけど、買わされるのは嫌い
この言葉の通り、メルマガライティングでもなるべく「売り言葉」を避けたほうがいいのです。
あなたの下心を上手く隠せるのであれば使ってもOKです。そうでなければ「売り言葉」は使わないようにしましょう。
へりくだりの文章を避けて自然体のトークで書く
どの業界でもプロの話し方はみんな似ています。
例えば、アパレルショップなどは呼び込む声のトーンまでみんな同じですよね。プロになるための研修を受けたり、トークマニュアルも読むでしょうし、新人は先輩を真似して「プロ」を目指しますからね。
これが落とし穴で、「読み手はお客様だから」と最敬礼のトークテクニックでメルマガ記事を書こうとします。でも、へりくだりの文章は接客業の ”それ” であり、親しみにはブレーキになりがちです。
人間関係において、相手との距離を縮めるのに必要なのは自然体のトークです。自然な話し方は読み手に「あなた」を感じさせ、「売込みとは違う」と相手に思わせる効果があります。
繰り返しますが、私たちは「売り言葉」に敏感です。
どんなに役立つ情報であっても話し方に「プロ」らしさを感じれば、相手にはその分を差し引いて受け止められるのです。
読み手はメルマガに何を求めているのか?
じつは「プロ」らしい文章を書いて満足しているのは本人だけのことが多いです。ほとんどの読み手にとって書き手が文章の「プロ」であるかどうかはそれほど問題ではありません。
もちろん上手に伝えられたほうがいいですけどね。
でも読み手が本当に求めているのはその情報が自分の役に立つかどうか。つまり情報の質です。言い換えると、書き手が「どう言うか」ではなく「何を言うか」です。
これに「あなた」という付加価値が大きな役割を果たします。
だから、言いたいことが伝われば、漢字が間違っているとか、言い回しが拙いとか、枝葉のことはどうでもいいのです。
詰まるところ、相手に不快感を与えずに人として敬意を払う、これだけ気をつければいいだけの話です。
まとめ
「甘い言葉には気をつけろ」
これは私たちが子どもの頃から受けてきた英才教育です。
親しみを込めたメッセージのつもりが、隙のない、完璧な「プロ」としての文章では本当に大切なことが伝わりません。むしろ誤字脱字があったり、拙ない文章のほうが人間臭く感じられて、その目的を果たすことが多いのです。
だから親しみを込めたメルマガ記事では「プロ」らしさではなく、「あなた」らしさを出していきましょう。
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