読み手の心に響くのは平たんな説明文よりも個人的な感動や体験です。
ちょっとしたことでも、そのときの状況をリアルに描写することで「濃い体験」として伝わります。「濃い体験」ほど共感も深くなりますし、追体験が起こりやすくなります。
たとえば、
夏の思い出。
小学生のとき、プールの授業で泳いでいると海パンが脱げてしまったこと。
みんなに見られて恥ずかしかったなあ。
確かに体験を伝えていますし、思い出として簡潔に伝わります。
でも書き手の視点や気持ちがじゅうぶんとは言えず、単なる情報、平たんな説明文の域を出ません。
そりゃ海パンが脱げたら恥ずかしいよなぁ、くらいの共感はあっても読み手の追体験までは起こりません。
では、そのときの状況をリアルに描写してみたらどうでしょうか?
夏の思い出。
小学生のとき、プールの授業で海パンが脱げてしまったこと。
いつの間にか海パンのゴムが切れたみたいなんだ。
気づかずにプールから勢いよく上がった途端、海パンがズルッと脱げてしまい、みんな大爆笑!
女子からは「キャーキャー」と笑い混じりの悲鳴が上がって。
結局、女の先生にゴムを付け直してもらったんだけど、待ってる間、ずっと女子側のプールサイドでバスタオルを腰に巻いて立っていて。
みんな僕をチラチラ見て、まだ笑ってるんだ。
ミホちゃんにも笑われて、顔から火が出るほど恥ずかしたったなあ。(その通り。当時の僕はミホちゃんが好きだったのだ)
それからしばらく「フルチンマン」って呼ばれてたっけ。
すっげー、屈辱的なあだ名だったよ。イヤでイヤでしょうがなかった。
ホント、忘れられない夏の思い出。
書き手の気持ちがもっとよく伝わってきませんか?
体験したことを具体的に書いていくと、読み手の頭の中にもそのときの状況が思い浮かぶようになります。まるで自分の身に起きた出来事のように「フルチンマン」だった恥ずかしさを追体験しやすくなります。
追体験は書き手への興味や好意に変化していきます。
自分の体験をリアルに表現できるのは自分だけです。同じ事実でも、その人の視点や気持ちが加わったら独自性のある情報として新たな価値を持ちます。
一般論や抽象的な話に終始する個人ブログはおもしろくもなんともありません。
やはり読み手の心に響くのは個人的な感動や体験です。
だから「濃い体験」を書きましょう。読み手と感情レベルでつながれるブログ記事は強いですよ。
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