イソップ寓話にはキツネを主人公とした物語が多くあります。
それには理由があって、人間の行動を、それもどちらかというとネガティブなほうの行動を、表現するのに適任だからです。(何となく、わかりますよね)
これからお伝えするイソップ寓話『キツネとブドウ』もそんな物語のひとつです。
子どもから大人まで多くの人が知っている寓話ですが、この物語はブドウを食べられなかったキツネが負け惜しみを言いながらその場を去るところで終わっています。
じつはこのあとの展開こそ、私たちが得るべき本当の教訓ではないでしょうか?
聞いてください。
『キツネとブドウ』
腹ペコのキツネがたわわに実った、おいしそうなブドウを見つけた。
食べようとしたが手が届かない。
懸命に飛び上がるが、何度やっても届かない。
そこでキツネはその場を去りながらこう言った。
「きっと酸っぱいに決まってる」
この物語の教訓は「努力しても手に入らないとき、人はその対象を価値のないものと見直して自分を正当化する」、こんな感じですよね。
でも私たちに必要なのは、このあとの展開から得られる教訓です。
ちょっと想像してください。
「このあとキツネはどうしたか?」
きっと次の食べ物を求めて行動するはずですよね。何しろ、腹ペコですから。
これは私たちの集客活動でも同じではないでしょうか?
すべての施策が成功なんてあり得ない
とくに今の時代は、すべての集客施策が100%成功する、なんてことはありません。
ホームページ、Facebook、Twitter、YouTube、Instagram、LINEなど、インターネット上の集客メディアも次から次へと新しいプラットフォームが登場し、多くの情報にさらされ続ける見込み客の考え方や価値観もいろいろですからね。
つながる方法や刺さるメッセージも変われば施策の効果も変わります。
だからこそ、私たちは手数を多くして有効な施策を探し続けなければなりません。たった一つや二つ、頑張った施策が上手くいかないからと言って消極的になってはいけないと思います。
「広告を出せば何とかなるだろう」
そう考える人は少なくありませんが、もちろん、そんな希望的観測で施策は打つべきでもありません。
施策の効果を予測して、実行し、測定して、改善につなげる、これが大事です。
なかにはまったく反応の取れなかった施策も出てくるでしょう。でも、それを単に「失敗した」で終わらせるのか、それとも問題を分析して次の打ち手につなげるのか。
それが「集客の成功マインド」ではないでしょうか?
集客の成功マインド
失敗ではない。そのやり方で上手くいかないことがわかっただけだ。
ダイレクトマーケティングではすべての施策をテストと捉えます。
すべての施策が上手くいくわけではない。でも効果を測定し、改善することで、次の施策の精度を上げられる。たとえ、まったく反応がなかったとしても、改善につながれば、その打ち手に意味を持たせられる。
この考え方が「集客の成功マインド」です。
それに、あのファーストリテイリングの柳井会長もこのように言っています。
10回新しいことを始めれば9回は失敗する
今や世界的な企業の経営者でさえ、こう考えてビジネスを成長させてきたのです。
だから私たちも失敗を恐れずに積極的に取り組み、上手くいかなかったらさっさと次にいく、そうありたいですよね。
まとめ
「できないことに執着しないで次に行く」
これがイソップ寓話『キツネとブドウ』から得るべき、本当の教訓です。
できない理由を正当化しただけでは何も起こりませんからね。ただの自己満足で終わりです。
私たちはキツネの負け惜しみをただ笑うのではなく、「そのあとキツネはどうしたか?」を想像するようにしましょう。
腹ペコのキツネが取る次の行動が私たちの「集客の成功マインド」です。
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