あなたはもう目前に迫った、Googleアナリティクスの大きな仕様変更をご存知でしょうか?
そして、未対策であればせっかく蓄積したデータが失われてしまい、あなたのビジネスに大きな支障が出る恐れのあることを、、、
もしあなたがGoogleアナリティクスでアクセスデータを測定していて、それらを分析し、集客と売上アップに活用しているのであれば、2018年5月24日までに必ずデータ保持設定を変更してください。
失ったデータは二度と取り返すことができません、、、
あなたのアナリティクス画面にこんな表示が出ていませんか?
Googleアナリティクスの仕様変更とは?
先日導入された新しいデータ保持の設定により、2018年5月25日からのデータが影響を受ける可能性があります
Googleアナリティクスより
簡単に言うと一定期間を過ぎたデータは消去されます(だから、必要だったら設定を変更してください)ということです。
というのも、2018年5月25日からEU(欧州連合)において、GDPR(General Data Protection Regulation / 一般データ保護規則)が施行されるからです。詳細は割愛しますが、ざっくりいうと使わないデータは消してしまいましょう。これがデータを守る最大の方法です、ということ。だから、これに合わせてGoogleアナリティクスのデータ保持の設定も変更されるのです。
ところで、アナリティクスの最大の目的はデータ測定です。そのデータ保持に期間制限が設けられるというのは大きな問題です。
でも大丈夫。今後デフォルトになる『26か月』から『自動的に期限切れにならない』に設定を変更すれば、26か月以前のデータも保持されるようになります。
設定変更はそんなに難しくないので早めにやってしまいましょう。もし自分でできないという人は、
アカウント管理者に問い合わせて設定してもらってください
Googleアナリティクスより
ちなみにGDPRとは?
すでに述べましたが、GDPRとはGeneral Data Protection Regulationのことで、日本語にすると一般データ保護規則になります。
もともとEU加盟国では個人情報など、プライバシー保護への意識がものすごく高くて早くから法整備が進んできました。1995年にはデータ保護指令を起点としてEU加盟国法としてデータ保護法が整備されていきましたが、その最新版がGDPRです。(平たく言うと、EUの新しい個人情報保護法です)
GDPRは欧州でビジネスを行う日本企業に対し、大きな影響を与えるEU法であると言われていたのですが、じつは自分とは関係なさそうと思われていた多くのビジネスにも、広く影響を及ぼすことがわかりました。その例の一つが今回のGoogleアナリティクスの仕様変更です。
アナリティクスデータが失われて何が困るのか?
繰り返しになりますが、アナリティクスの最大の目的はデータ測定です。
それが直近26か月間のデータしか残らなくなる。
たとえば、2018年5月25日時点で考えると、2016年1月26日~2018年5月25日までの、2年4か月前までのデータしか見れなくなるということです。
すると何が困るのか?
インターネット集客の大きなメリットの一つは、すべてのアクションに数値データを残すことができてそれらを分析し、修正を繰り返すことで集客効果を高めたり、売上アップにつなげられるということです。
そしてアナリティクスはデータ分析のための強力なツール。
分析できるデータが失われるということは問題点・課題点が見えなくなることでありインターネット集客の強みを失うことを意味します。
ひょっとしたら、現時点ではあなたのビジネスもアナリティクスを使って分析するまでには成長していないかもしれません。でも、今後ビジネスを大きくすることを考えているのであれば、、、いつ使うかは分からなくても、いつか使うかもと考えたら、ウェブ資産とも言うべき大事なデータを失うのはとても怖いですよね?
たとえば、保存していた家族や子どもの写真が2年後に消えてなくなってしまうのを想像するとわかりやすいでしょうか。 そんなの絶対にイヤですよね? いつまで残しておきたいはずです。
まとめ
2018年5月25日から、Googleアナリティクスで保持しているデータが影響を受けるようになります。そして、データ保持の設定を『自動的に期限切れにならない』に変更しないと、大事なビジネス資産が失われるようになります。
こういう情報って、「難しそう」とか「面倒くさい」なんて、スルーされ、後回しにされがちです。でも、そのまま忘れてしまうと大変なことになっている場合も多いです。
今回はGoogleアナリティクスのデータ保持設定の変更。もしまだなら必ず変更するようにしましょう。そんなに難しくはありません。
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