あなたのホームページは見込み客に向けて、どれだけの強みと専門性を示せていますか?
同じようなビジネスが乱立する今の時代に、あなたを選んでもらえるかどうかはホームページでどれだけ自分の強みと専門性を示せるかどうかで決まります。でも、たいていのホームページで示しているのは強みと専門性ではなく、単なるビジネスの特徴です。
見込み客が知りたいのは、「あなたが自分の問題をしっかり解決してくれるかどうか?」「あなたが自分の願望をどれだけ叶えてくれるかどうか?」です。
ですのでホームページでは、単に特徴ではなく、もっとあなたの強みと専門性を示すようにしましょう。
この記事では強みと専門性についてお話ししたいと思います。
ビジネスは分割される
すべてのビジネスは市場の拡大とともにさらに分割される
あなたはこんな言葉を聞いたことがありますか?
この言葉を深掘りすると、市場が分割していけば見込み客の欲求も「より専門的な手段を使って、問題を解決したい」というふうに変化していく、となります。
たとえば、インターネットマーケティングの世界では、最初の頃は「インターネットマーケティング」という概念だけが存在して、その概念だけがインターネットマーケティングを生業とする人の教えられるすべてでした。
でもインターネットが発達するとインターネットマーケティングは、
- SEO(検索エンジン最適化)
- インターネット広告
- アフィリエイトプログラム
に分かれました。(実際には小さい規模でほかのジャンルも多く存在しましたが、大きくはこの3つです)
そしてさらに時が経過して、インターネット広告は、
- バナー広告
- リスティング広告
- メルマガ広告
などに枝分かれしました。(実際、もっともっとあります)
ソーシャルメディアだって、
- YouTube
などに枝分かれ。このほかにもニッチソーシャルはたくさんありますよね。
見込み客の解決欲求とは?
ここで少し考えてほしいのですが、、、この枝分かれが何を意味すると思いますか?
じつはこういうことです。
たとえば、あなたがインターネットマーケティング全般を教えているとします。そして、もしだれかがインターネット広告についての情報だけを探しているとしたら、おそらくその人はあなたのところへ相談には来ません。
きっとインターネット広告を専門にしている人のところへ相談に行くでしょう。
さらに言えば、YouTubeを使った動画広告について知りたいと思ったら、その人はあなたではなくYouTubeを使った動画広告を専門にしている人のところへ行くはずです。
これが「より専門的な手段を使って解決したい」という見込み客の自然な欲求なのです。
エントロピーの法則
じつはこれ、「エントロピーの法則」という熱力学の原理と重なるのですが、、、
一つの市場ができると、時間の経過とともに、そこに参入する競合が現れ、どんどん競争が激しくなっていきます。そうすると、見込み客にとっては情報(比較対象)が増え、どれを選べばいいのかわからない、、、選ぶ時間もない、、、という状態になります。そして自然と、見込み客は専門家やプロフェッショナル、権威、ベテランといったその市場でトップの人を求めるようになります。
なぜなら、私たちは、「専門家やプロフェッショナル = 得意分野であり、その分野に多くの時間を費やしていて、その分野について詳しい知識があり、その問題をもっとうまく解決できる」だろうと考えるからです。
すべてのビジネスは市場の拡大とともにさらに分割される
すべてのビジネスは市場の拡大とともにさらに分割される
重要なことなので繰り返しました。
ほかのビジネスでも、
ハウスクリーニングはエアコン、浴室、キッチンなどで分割され、強みと専門性が求められます。それぞれ、「付いている汚れが違いますし、専用のクリーニング液と洗浄機械を使うのでキレイになります」と言われたほうが納得してしまいますよね。
中古車販売だって、軽自動車、スポーツカー、セダン、ミニバン、輸入車などに分割され、さらにはロードスター(2シーターのオープンカー)だけを販売、RX-7(ロータリーエンジン搭載のスポーツカー)だけを販売、といったニッチに分割され、強みと専門性が求められています。当然、RX-7がほしい人が真っ先に相談するのはRX-7の専門店でしょう。
これらはほんの一例で、ほかにもまだまだありますよね。
特徴と強み・専門性の違い
混同されがちなのですが、決定的に違うのは見込み客にもたらされるベネフィット(利益・便益)のレベルです。
一般的な特徴とは、単に事業者がそれに対応できるということ。でもビジネスにおける強みや専門性とは、競合よりも上手く対応でき、見込み客にとって、もっとも高いベネフィットをもたらすということです。
見込み客の自然な欲求は「より専門的な手段を使って解決したい」ですから、ベネフィット・レベルをどれだけ伝えられるかが重要になってきます。
だからホームページで集客するときは
「あなたが自分の問題をしっかり解決してくれるかどうか?」
「あなたが自分の願望をどれだけ叶えてくれるかどうか?」
を具体的に示して、ベネフィット・レベルを感じてもらったほうがいいのです。
まとめ
インターネットで求められる情報の多くは商品やサービスそのものよりも「悩みの解決策」です。
だから、あなたが何に対応できるか、単なるビジネスの特徴を示すだけでなく、どこよりも上手く対応でき、お客さんにとってあなたを選ぶことがベストな解決策だということを示していきましょう。
最後にもう一度、あなたにお尋ねします。
あなたのホームページは見込み客に向けてどれだけの強みと専門性が示せていますか?
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そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
インターネットを使えば資金力のある大企業とだって戦えます。
というよりも、インターネットを使わないと勝負になりません。 潤沢な資金のある大企業があなたのテリトリーに攻め込んできら、まず 太刀打ちできないでしょう。