「世界一になる理由は何があるのでしょうか。2位じゃだめでしょうか」
数年前に流行った、あの名セリフですが、2位じゃ全然だめです。
1位と2位ではビジネスチャンスがまったく違うのです。
なぜなら、検索順位別にクリック率(CTR)が大きく変わってくるからです。
クリック率の違いはアクセス数に大きく影響します。
英NetBoosterが公開した2014年の検索順位別クリック率データによると、
1位 19.35%
2位 15.09%
3位 11.45%
4位 8.86%
5位 7.21%
6位 5.85%
7位 4.63%
8位 3.93%
9位 3.35%
10位 2.82%
★調査概要
・Googleウェブマスターツールの検索クエリのデータ参考
・対象キーワード数: 120万、クリック数: 650万、表示回数: 311万、ブランド数: 54 ※おそらくサイト数
・ブランド検索を除いた一般的なキーワードだけが対象
参考:海外SEO情報ブログ 検索結果1位のクリック率は19.35%、英NetBoosterの2014年版CTR調査より
今後、ますます1位のクリック率は上がることが考えられます。
これは、Googleが検索者にとって有益な情報を提供しているコンテンツを評価する(上位表示する)と言っている通りですが、「上位表示=質の高いコンテンツ」となれば、検索ユーザーも上位表示されているコンテンツほど信用できると考えるようになります。
今まで、日本ではポータルサイトやキュレーションサイトが検索上位表示に幅を利かせていましたが、それについても先日、Googleによる異例の「日本語検索」を対象としたアルゴリズムの変更が行われました。
参考:Google検索がアルゴリズム変更、狙いは日本語検索の改善
このことも1位表示の重要性が再確認された出来事だと思います。
だから、1ページ目、第1位に表示されるサイトは1番信用できるので、今まで以上にクリック率が高まると考えられるわけです。
ちなみに、この調査以前のデータでは、1位と2位のクリック率は倍くらい違っていました。
【CATALYSTが公開した2013年の検索順位別クリック率データ】
1位 17.16%
2位 9.94%
【米Slingshot SEOが公開した2011年の検索順位別クリック率データ】
1位 18.2%
2位 10.1%
やはり、1位と2位ではビジネスチャンスがまったく違うのです。
だから、みんな必死になってSEOに取り組むのです。
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そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
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