ホームページで重要なのが階層構造(ディレクトリ)です。
階層の整っていないホームページは
「なんだかわかりづらい」
「探している情報が見つからない」
といった具合に検索ユーザーのストレスとなり、「他で探そう」と離脱を招くようになります。
「せっかくホームページを見てもらったのに相手に悪い印象を与えただけ」
そんな事態はなんとしても避けたいものです。
階層の整っているホームページはどこにどんな情報があるのか、ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすく親切です。
つまり階層構造の問題はユーザビリティ(利用者の使い勝手)とSEOの問題でもあります。
既存のホームページはもちろん、これから新しくホームページを作るときも階層構造が適切かどうかを必ず確認するようにしましょう。
この記事では、ホームページの正しい階層構造の作り方を3ステップで説明します。
目次
ユーザーが何かを検索するとき、自分の探している情報に関連するキーワードを入力します。このとき検索エンジンは、その検索キーワードが属するテーマを割り出し、それとテーマが合致するウェブページをインデックス(データベース)から抽出していきます。
このような検索エンジンの仕組みには、どのような階層構造が良くて、どのような階層構造が悪いのでしょうか?
階層構造の良い例と階層構造の悪い例
たとえば海外ツアーを販売している旅行代理店の場合、どんなホームページが良いホームページでしょうか?
次の階層構造の良い例と悪い例を比べてみてください。
まずは悪い例からです。
悪い例)階層構造が作られていないホームページ
検索エンジンはユーザーの探している情報に合ったページを高く評価します。
このときに「ユーザーの求めている情報はどこまで詳しく載っているのだろうか?」と考えるのですが、情報の階層が適切に作られていないと「どこまで詳しく載っているのか」そのページ単位でしか、検索エンジンは評価を行えません。(キーワードとの関連性がわかりづらい)
良い例)階層構造が適切に作られたホームページ
大項目・中項目・小項目のように、情報の階層が適切に作られていると検索エンジンもそのルートをたどり、「情報がどんどん絞り込まれている。これなら詳しい情報があるだろうからユーザーも満足するに違いない」と考えるようになります。(キーワードとの関連性がわかりやすい)
このように適切な階層はキーワードとの関連性を高くするので検索上位に表示されやすくなります。
ではどのように階層を作っていけば良いのでしょうか?
ホームページの正しい階層構造(ディレクトリ)の作り方
ホームページの階層構造は次の3ステップで作ります。
- キーワードをリストアップする
- キーワードをグループで分ける
- 階層を割り当てる
では詳しく説明していきます。
キーワードをリストアップする
まず最初にあなたのホームページで検索上位に表示させたいキーワードをすべてリストアップします。次にリストアップしたキーワードを内容ごとに分類していきます。
すると、いくつものグループに分かれるのではないでしょうか。そのグループがテーマを決める目安です。
たとえば格安航空券を訴求したい旅行代理店の場合、自社のホームページで対策したいキーワードはこのようになります。
メインキーワード | 組み合わせて使うキーワード |
格安航空券 | − |
格安航空券 | アメリカ |
格安航空券 | ヨーロッパ |
格安航空券 | オーストラリア |
格安航空券 | ハワイ |
格安航空券 | ニューヨーク |
格安航空券 | スウェーデン |
格安航空券 | 上海 |
格安航空券 | シアトル |
格安航空券 | インド |
格安航空券 | メキシコ |
格安航空券 | 中国 |
格安航空券 | マレーシア |
「格安航空券」を軸にして「地域」ごとにページを作り、ホームページへの入り口を増やしていく作戦です。
このキーワードをグループで考えると次のようになります。
キーワードをグループで分ける
情報の階層としては大項目・中項目・小項目でテーマごとに絞り込んでいくのが基本です。
この旅行代理店の場合は「大きな地域 > 国 > 都市」になります。
ということはホームページの階層構造でまず最初に作るべき分類は
北米・ヨーロッパ・アジア・オセアニア |
とするのが考えられます。
階層を割り当てる
実際に、階層を割り当てると次のようになります。
- 〇〇travelagency.co.jp/north-america/
- 〇〇travelagency.co.jp/europe/
- 〇〇travelagency.co.jp/asia/
- 〇〇travelagency.co.jp/oceania/
次の階層で「国」、その次の階層で「都市」というように割り当てていきます。
このように検索上位に表示させたいキーワードを選び出して分類し、その分類に対応するように階層構造を作っていけば、ホームページ全体でテーマを最適化できます。
これがホームページの正しい階層構造の作り方です。
まとめ
ほとんどの場合、検索ユーザーが情報を求める単位は「そのとき知りたい一つのこと」です。
格安航空券の例で言えば格安航空券について知りたいのであり、地域を組み合わせる場合、「その地域までの格安航空券」についての情報です。
ドメイン単位(ホームページ単位)、ディレクトリ単位、ページ単位。
大事なのは、情報を「ユーザーが求める単位」に分割して、適切に階層を設定して、検索ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすくすることです。
階層が整えられているホームページは検索ユーザーにとって有益であるだけでなく、何のテーマを取り上げたホームページなのか、検索エンジンにも伝えやすく、SEO効果も高まります。
自分でホームページを作るときはもちろん、制作会社に依頼するときも、階層構造が適切に設定されているかを必ず確認するようにしましょう。
【無料レポート】「インターネット集客の教科書」
そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
インターネットを使えば資金力のある大企業とだって戦えます。
というよりも、インターネットを使わないと勝負になりません。 潤沢な資金のある大企業があなたのテリトリーに攻め込んできら、まず 太刀打ちできないでしょう。