Googleが「求人検索」の導入テストを日本で行っているという目撃情報がチラホラ聞こえてきました。
コレ、ものすごく大きなニュースではないでしょうか?
今まで以上にSEOと求人検索の関係性が強まります。影響があるのは求職者と求人サイトだけではありません。
目次
Googleの「求人検索」って、何?
知らない人のために説明すると、Google の「求人検索」とは2017年に米国で Google がリリースした、求人情報を探しやすくする機能のことです。
労働力不足、人材不足の問題は日本に限ったことではありません。出生率が高い国を除いて、世界中のトレンドです。だから IT技術が高速で進むのは必然なのです。(と言うよりも進めなければ私たちの生活が成り立ちません)
人がいなくても生産を維持したり、生産性を上げなければ商品やサービスを供給できないですからね。そのために効率化を突き詰めるのは当たり前のことです。
とは言っても、実際に人手を完全になくすのは難しい面もあり、多くのビジネスにおいてはマンパワーがまだまだ欠かせません。
なので、Google の「求人検索」はすでに北米・南米やヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界100か国ほどで導入されていて、日本でも導入はまだかまだかと関心が高かったサービスなのです。
米国での公式アナウンスがコチラ。
オフィシャルブログ:https://blog.google/products/search/connecting-more-americans-jobs/
ウェブマスター向けブログ:https://webmasters.googleblog.com/2017/06/connect-to-job-seekers-with-google.html
これは2017年5月に Google I/O 2017 で発表された Google for Jobs というコンセプトになります。
Googleの「求人検索」は求人サイトの敵か味方か?
Googleが「求人検索」を始めると聞いて誤解された方もいると思います。
でも、これはGoogleが独自に求人サービスを提供するわけではありません。あくまでウェブ上に公開された求人情報を整理して検索ユーザーに見せるだけです。(今のところの情報では、、)
どういうことかというと、検索ユーザーに有益と判断される情報を見せてから、検索ユーザーを求人サイトに送り込む、そんなイメージです。ざっくり言うと、求人サイトへのアクセスを増やす効果が期待できるみたいです。
求人者と求人サイトのマッチング精度を高めるサービスとも言えますね。( Google for Jobs には AI(人工知能)の技術も使われているそうです。マッチングの精度が非常に高いことが試験運用でも証明されているそう)
つまり、Googleの「求人検索」は求人サイトの脅威ではなく、味方ということになります。(あっ、でも悪く捉えれば、Google がマッチングに介入するとも言えますね、、)
日本導入はいつから?
現時点では正確な情報はリリースされていません。でも、チラホラとGoogle「求人検索」の導入テストを目撃したという声が聞こえてきたことを考えるともうすぐかもしれません。
いくつかのウェブサイトでは、テストに遭遇したスクリーンショットも公開されています。(たまに、私も「○○ 求人 東京」とググるのですが、まだお目にかかれません-笑 *○○は職種を入れます)
でも必要に迫られていますし、もう間もなくでしょう。(世界100か国で導入されているのに、日本はまだ。なんて、ちょっと意外ですしね)
Google「求人検索」の日本導入で私たちは対策や準備に何が必要か?
求人サイトを運営しているのでもない限り、特別な準備をする必要はありません。
だからと言って、何もしないでいい、というわけでもありません。
多くの求人サイトの場合、求人企業の就業環境や採用条件を紹介しています。でも求職者はその情報だけ見て、納得して、気持ちを固めて応募するのかと言うと、決してそうではないですよね?
真剣に求職している人ほど、多くの情報を集めます。ひとつの求人サイトだけでなく、ほかの求人サイトやレビューに口コミ、もちろん企業のウェブサイトだって必ず見ます。面接で質問されるかもしれませんしね。(あなたが職探しをするとしたらどうですか?)
それに求人サイトは、つまるところ求人広告です。広告なのでみんながウチが一番と売り込んでいます。広告なので求職者はそのことを差し引いて情報を受け止めます。だからもっとリアルな話はないかと、ほかの多くの情報を集めるんですよね?
ということで、私たちが準備すべきことはリアルな情報の発信です。その情報に価値があるかどうかはSEOで評価されます。
私たちは自社メディアを使って、できるだけ多くの、正直で価値ある情報を発信しましょう。価値ある情報の多いウェブサイトほど、SEOだけでなく求人サイトにも転用・転載されやすくなります。それがまたSEO対策につながっていき、採用のチャンスが増えることになります。
まとめ
テストの目撃情報が出始めたことから、Googleの「求人検索」も日本導入が近いと思われます。
導入のあかつきには最大限に活用して労働力不足の解消につなげたいところ。それにはやはり基本に立ち返り、SEO対策していくということですね。
つまり、検索ユーザーに向けて役立つ情報を届けていく。これに尽きます。
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