セールスライティングの仕事を受けていると、こちらが提出したコンテンツに対してクライアントから大幅なチェックが入ることがあります。
そのときに私たちが積極的に修正するものと、消極的に修正する、もしくは修正しないものがあります。(というか、修正できないものがあります)
クライアントからのチェックを修正できないとは、一体どういうことでしょうか?
積極的に修正するものは「誤字・脱字」で、これはすぐに修正します。修正自体、とても簡単なので。(積極的に、というよりは明らかな間違いであれば修正しなければいけませんよね)
でも難しいのは、「文章の勢い」や「感情」が削がれてしまうような修正依頼です。したくてもできません。
セールスライティングで書かれた文章 vs クライアントの修正依頼文章
例えば、ささいな文章ですが、
A:セールスライティングで書かれた文章
「頭ではわかっているんだけど、なかなか行動できないんだよな、、、」
これに対して、
B:クライアントの修正依頼文章
「頭では理解していても、行動に移すのは難しい」
あなたはこの2つの文章を読んでみて、どう違うのか、わかりますか?
文章の意味としては同じですが、決定的に違うのは「読み手に伝わる感情」です。
もちろん、文法的に正しいのはクライアントの修正依頼文章でしょう。書き手の「知性」をアピールできるのもこちらかもしれません。でも、修正後の文章は書き手の「苦しさ」や「もどかしさ」といった感情が見事に削ぎ落されてしまっています。
なぜブログ記事にセールスライティングを使うのか?
人は感情でモノを買い、理屈で正当化する
少しでもマーケティングをかじったことのある人であれば、一度は耳にしたことのある言葉でしょう。
言い換えると、「人を動かすのは感情の力で、動いた理由は後付けされたものだ」ということです。
セールスライティングのスキルを使って書くブログ記事は、大学の論文と違います。企業の約款でもありませんし、難しい言い回しで書き手の知性をアピールすることでもありません。
単純に、書き手のメッセージに共感してもらい、感情を刺激して、読者にあなたが求める行動を起こしてもらうことです。
理想は、見込み客や顧客が普段から頭の中で考えていることや話している言葉を使って、自然と気持ちの中に入り込んでいくような語り口調の文章にすることです。
「女の子だから」 あなたなら、どんな言葉を続けますか?
13歳で結婚。
14歳で出産。
恋は、まだ知らない。
そして、こう続きます。
女の子だから、10代で結婚させられる。
女の子だから、学校に行かせてもらえない。
女の子だから、生まれてさえこられないこともある。
女の子だから、泣きたいときに泣くことも、
笑いたいときに笑うことも、怒りたいときに怒ることもできない。
女の子だから、恋をすることも知らずに一生を終える。
もしも、この文章が間違っているように感じたら、
この世界の違いをまずは知ってください。
Because I am a Girl(女の子だから)
その後に来る言葉は、私たちの力で変えられる未来です。
このメッセージを読んであなたはどう思いましたか?
これは、プラン・インターナショナル・ジャパンという慈善団体のプロモーション・メッセージなのですが、何かグッと心に込み上げるものを感じませんでしたか?
とくに、女の子のお子さんを持つ人にはものすごく刺さるメッセージではなかったでしょうか。何とかしてあげたいとあなたの心の中に強い感情が生まれませんでしたか? (私にはとても刺さりました、、、そして行動せずにはいられませんでした)
そうです。
これが感情の伝わる文章です。
まとめ
ブログ記事を書くうえで大事なのは相手に伝えることです。
それも、単に正しい文章で情報を伝えるのではなくて、あなたの感情を読者に伝えることです。それにはあなたの感情が伝わる言葉を積極的に選ばなければいけません。
文章を読み終えたときにどんな感情を抱いてもらいたいのか、読者の感情を逆算して、あなたのリアルな感情を、読者が普段から頭の中で考えていることや話している言葉で表現していきましょう。
自然と読者の気持ちの中に入り込んでいくような語り口調の文章にするのが理想的です。
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そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
事実、見込み客だけでなく取引先や従業員まで、あなたのビジネスに関係 するすべての人をもっと簡単に集めることができます。それもあまりお金 をかけずに、です。
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