FROM:葛西義弘
「タイガーは終わった、、、」
誰もがそう思っていました。
ところが、どん底からの見事な復活劇。
本当に、本当に、感動しました。
でも、今日、私があなたに伝えたいのはそんな感動の話ではありません。タイガーが復活することになった、根っこの話です。
聞いてください。
目次
復活のタイガー
ご存知の方も多いかもしれません。
先日、あのタイガーウッズが米国ツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」で見事に復活優勝を飾りました。
テレビを見ていて、ものすごい感動と言うか、感慨深いと言うか、何かが胸に込み上げてきたのは、私だけではないはずです。
昨春、40歳を過ぎて4度目の腰の手術を行ない、5月末に処方された薬などの影響下で車を運転して逮捕されたタイガー・ウッズ。
その際、朦朧とした彼の姿を見て、誰もが失望した。
そして、ウッズの復活には悲観的な声が大勢を占めた。
~中略~
頂点を極めた選手が、スキャンダルやケガなどによってどん底まで落ち、そこからまた這い上がる――
ウッズの復活は、ゴルフ界だけでなく、世界のスポーツ史に残る ” 偉業 ” と言えるだろう。
私がタイガーウッズを好きな理由
私はゴルフをやりません。(えっ、やらないの??)
でもタイガーウッズが大好きです。単にゴルフ界のスーパースターというだけでなく、職業人としての彼はすごいと思うんです。
というのも、こんなエピソードがあります。ゴルフが好きな人でなければあまり知られていないと思いますが、、、話は1990年代に遡ります。
1997年に、タイガーウッズは初めてマスターズで優勝しました。あのときは、多くの人が彼はものすごい才能をもっているスーパースターだと思いました。(私もそう思いました)
でも、じつは違いました。
もちろん、彼が優れた才能の持ち主であることは間違いありません。でも、マスターズで優勝した要素のうち、彼の才能が占める割合は10%もないのではないか、と私は思っています。
じつはタイガーがオーガスタのマスターズに出場したのは、あのときが初めてではありませんでした。
以前にもアマチュアとして2回出場していて、いずれも首位にかなりの大差をつけられてしまい、オーバーパーでホールアウトしているんです。
そんなタイガーがなぜ優勝できたのか?
その後、タイガーウッズはアマチュアからプロに転向しました。
それだけで彼の技術レベルは大きく上がりました。
なぜか?
彼はマスターズに出場するだけではなく、出場して優勝することに執念を燃やしたのです。
つまり、意識が劇的に変わりました。
彼は、今までに誰もやったことのない方法でトーナメントに臨みました。トーナメントプロといえば、出場する大会の数日前に練習ラウンドを行うのが普通なのですが、、
彼は、マスターズ・トーナメントのビデオを徹底的に見て研究したのです。そして、それを1997年大会が開幕する半年も前から始めました。
まさに死にものぐるいの研究です。すべての選手のショットやパットを一打一打観察して、すべてのコースからグリーンのピンの位置まで調べ尽くしました。
それをするうちに、彼はオーガスタで優勝するためのある秘密を発見したのです。
でも、秘密とは言っても、じつは秘密でも何でもありませんでした。というのも、オーガスタに出場するプロならほとんどの人が知っているようなことだったからです。
その秘密とは、、、
彼はマスターズで優勝するにはグリーンを攻略するしかないと気づいたのです。(当たり前すぎますか?)
オーガスタのグリーンは、ものすごく難度が高いことで知られています。まるで大理石の上でパッティングするようなものだ、と。
タイガーウッズはグリーンを研究しているうちに、ほぼすべてのグリーンがアップヒル(上り坂)であることに気づきました。
ゴルフをやる人であればわかるでしょうが、アップヒルからのパットはダウンヒルからよりもコントロールが効きやすいのです。とくにオーガスタのような滑りやすいグリーンではその傾向がはっきりと現れます。
そこで、タイガーウッズはオーガスタで優勝する秘密はピンの向こう側ではなく手前にボールを落とすことだと気づいたのです。そうすれば、常にコントロールしやすいアップヒルのパットを繰り返してホールアウトできるというわけです。(でも、これくらいなら他の人も気づきますよね、、)
ところが、、、
その秘密をタイガーはどうしたのか?
でもタイガーウッズがすごいのはそこからです。
彼は、18ホールすべてのグリーンの、すべての傾斜を研究したのです。そのおかげで彼はグリーンのどこにボールを落とせば、一番打ちやすいアップヒルのパッティングができるかを正確に理解していました。
そして、彼は磨き上げた秘密(他のプロよりも優れた知識)を持っているのは自分だけだと、自分に言い聞かせて自信満々でコースに出たのです。
技術だけでなく、知識を磨いた自分は最強であり、オーガスタで優勝するのは自分しかいない、と。
その結果は、おそらくあなたもご存知の通り、2位に12打差をつけて、圧倒的な強さで優勝しました!(ちなみに、これはオーガスタ史上、もっとも大きな打差です!)
知識を、それも重要な知識を、どれだけ磨き上げられるか?
これって、私たちの仕事でも同じですよね?
ビジネスに必要なリソース(経営資源)が、ヒト・モノ・カネ、それと情報と言われて久しくなりました。さらに今は、どれだけ役に立つ情報を仕入れて、それをどう使うかでビジネスの成長が決まってくる時代です。
多くの人は知ったことで満足してしまうんですけどね。でも私たちは知ることがゴールではありません。知ること、それも役に立つ重要な情報を知ることに始まり、それを磨き上げて、どう自分のビジネスに使うか。
ゴルフとビジネスには多くの共通点があります。
ライバルに勝つためには一定のスキル(商品力)が必要であるということ、強い精神力が必要であるということ、上のステージで戦うには多くの人と競争し、勝たなければいけないということです。
それと、プロの世界では勝たなければ生き残れないということも似ていますよね。
だから、商品やサービスをブラッシュアップしたり、集客や売上を作るためにマーケティングプランを考えたり、スタッフを採用してチームを組織したり、信頼できるビジネスパートナーを探したり、、、
やることはたくさんあるのですが、最終的には持っている知識が自分の行動や決断の根っこになる。持っている知識の価値を上げるのも下げるのも自分しだい。価値が上がれば、大きな成果につながる。
なんて、あらためてそう思いました。
ホント、知識って重要ですよね。
今日、私があなたに伝えたかったのはこのことです。
あなたは価値ある知識をどうやって仕入れて、どうやって磨いていきますか?
――葛西義弘
追伸。
じつは私、20代のときにゴルフ熱に冒されました。それこそ、マメがつぶれて手の皮がベロベロにむけるほど、打ちっ放しにも通ったり、とても重症だったのですが、、、
なんとか正気に戻りました。
今ハマると完全に仕事がおろそかになってしまうので、しばらくは近寄らないようにしています。(私、凝り性なんですよ、、)
都内の友人からは、せっかく千葉に住んでるのにもったいない、と言われています、、、
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そんな怒りにも似た気持ちで、私はこのレポートを書きました。
いつも思うのは、 「インターネットを使えばもっと簡単にできるのに」ということ。
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