あなたはエドウィン・C・バーンズという人物を知っていますか?
彼は偉大なる発明家トーマス・エジソンの共同事業者として名が知られていますが、それ以上に、彼は成功哲学の体現者だということで高く評価されている人物です。
バーンズは無一文からエジソンの共同事業者になり、(エジソンのもとで働くのではなく、あくまで対等な立場で働く)、莫大な富を築きました。
この事実から学べるのは、誰でも人間は何かに本気で取り組めばそれは必ず実現するということです。
大事なことなので繰り返しますが、誰でも人間は何かに本気で取り組めばそれは必ず実現するのです。
ではこれから、彼の成功の根っことなった、12の信条(クレド)を紹介したいと思います。
バーンズのビジネス人生は金なし、コネなしの状態からスタートしました。
でも成功して莫大な富を築いたくらいだから、彼はもともと才能があったとか、ものすごく努力したんじゃないかとか、そう思いますよね? それはそれで間違ってはいないのですが、じつはもっと大事なことがあります。
バーンズが成功して莫大な富を築いた最大の理由は、明確な願望とそれを達成するまでは決してあきらめないという固い決意を持っていたことにあります。
バーンズの抱えていた2つの問題
先ほど、バーンズは金なし、コネなしでスタートしたとお伝えしました。
どれほど彼がひどい状態だったかと言うと、、、
- 彼はまだ一度もエジソンと会ったことがなかった!
- エジソン研究所のあるニュージャージー州のイーストオレンジまでの汽車賃がなかった!
もしあなたがこのような状態だったとしたらどうでしょうか? こんなの大した問題ではないよと、笑い飛ばして自分を前に進めることができるでしょうか?
もちろんバーンズはエジソンの共同事業者になったわけですから、この困難を乗り越えているのですが、そのときのことについてこんなエピソードがあります。
エジソンとバーンズとの初めての出会い
とにかく彼は、エジソン研究所にたどり着いた。
そして開口一番にこう言った。
「エジソンさん、私はあなたと共同で事業を行いたくて、こうしてはるばるとやってきましたよ」
これがトーマス・エジソンとエドウィン・C・バーンズとの初めての出会いだった。エジソンはこのときの感想を、後年、次のように語っている。
「バーンズはまるで浮浪者のような姿で私の前に現れてね。びっくりしたもんだよ」
引用:『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル 著/田中孝顕 訳 より
まさに ” たどり着いた ” という表現がぴったりなのですが、もしあなただったら、自分よりはるかに社会的立場が上で、偉大な相手のもとへ、このように押し掛けることができるでしょうか?
そしてエピソードはこう続きます。
バーンズの優れた脳力とは?
「でも、私は彼の表情から、この男は一度決心したことを必ずやりとげる、という気性をもっているな、と見て取ったんだ。
彼と一緒に事業をしてわかったことは、バーンズは手に入れたいものがあればその願望に自分のすべてを賭け、その結果、必ず勝利を収めるという素晴らしい脳力を持っているということに尽きるね。
あるとき、そんな彼を見て、私は彼が求めていたチャンスを与えてやろうと思ったんだ。
彼が信念を貫く決意を持っていることがよくわかったからなんだが、、、。
もちろん、そのときの私の判断は間違っていなかったよ」
誤解のないように言っておくと、バーンズは最初からエジソンと共同事業ができたわけではありません。最初は安い賃金で雇われる身分でした。そして、いつまでたっても自分の目指していた明確な願望を達成できる気配はなかったのです。
でも、エジソンと共同事業をしたいという彼の決意はますます強くなる一方でした。
普通の人なら「いつまでもこんなことをしていても仕方がない」と思い、いろいろな選択肢を思い浮かべるかもしれませんね。
でも彼は、たとえ残りの人生のすべてを賭けてもエジソンとの共同事業を必ず実現したいと固く心に決めて、それが必ず実現することを信じていたのです。
ものすごい覚悟ですよね。
そのバーンズの覚悟を支えたのが、次の12の信条(クレド)です。
成功と莫大な富を引き寄せた、エドウィン・C・バーンズの12の信条(クレド)
1.自分の思考を自分で決定した目標にできるだけ集中して、私の心を繁栄と成功に向けよう
2.限りない信頼をもとに、神の力に頼ることによって、自分でつくり出す限界から私の心を開放しよう
3.私の祝福を受ける価値のある人々とともに祝福を分かち合って、欲張らない心を持ち続けよう
4.肉体的にも精神的にも学び続け、成長し続けることができるように、怠惰な自己満足の代わりに、建設的な欲求不満を選ぼう
5.狭量さを克服するように、すべての物事とすべての人々に対して開いた心を保とう
6.他人の良い点を探し、他人の欠点に寛大になれるように修養しよう
7.自己を哀れまないようにしよう。あらゆる状況の下で、より大きな努力のための刺激を探そう
8.私が必要とし、欲しいと思う物質的な富と、それを受けるのに私が値する人間かどうかを考え、その考えを尊重しよう
9.「少し余分に進む」習慣を持って、常に私に期待されるより、質量ともに多くのサービスをするようにしよう
10.逆境と挫折は常に同等の利益の種子を宿していることを忘れずに、それを利益に変えよう
11.毎朝鏡で挨拶する男に向かって、恥じることのないように他人に対して行動するようにしよう。(「毎朝鏡で挨拶する男」とは、鏡に写ったバーンズ自身のこと)
12.最後に、私の日々の祈りで神の意志との調和のうちに私の命を認め、生涯を生きるために知恵を与えてくださるように祈ろう
100年近く前に作られた信条(クレド)ですが、今なお十分に通用しますよね。そして、成功の本質としては100年後も通用すると思います。(宗教的な思想を除いても十分に納得させられます)
まとめ
企業理念、社訓、社是など言い方が違うだけで、その行動指針となる信条(クレド)は多くの事業体が定めていますよね。もちろん経営者や個々のビジネスパーソンにとっては自分の信念として練り上げていることもあるでしょう。
そして間違いなく言えるのは、成功している企業も個人も、信条(クレド)をひたすら実行し続けているということです。
バーンズが最初に持っていたのは、エジソンの共同経営者になりたいという強い願望だけでした。
「エジソン研究所がダメだったときのために、ほかの道も探しておこう」
そんな考えを一切捨てて、エジソンの共同経営者になるために詳細な計画を立てて、願望を達成するために練り上げたのが12の信条(クレド)です。信条をモチベーションの支えにして、あとは前進あるのみでした。
誰でも人間は何かに本気で取り組めばそれは必ず実現する
バーンズは100年前にこのことを見事に体現してみせた人物です。単なる心構えでなく、実際に効果が実証されている心構えを聞くと、ものすごくモチベーションが上がりますよね。
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