「SMX West 2017」で、ゲイリー・イリーズ氏がモバイルファーストインデックス(MFI)について語ったなかで、とくに重要と思われる二つのことをお伝えしたいと思います。
*「SMX West 2017」とは、3月21日から23日にかけて、米国カリフォルニア州サンノゼで開催された検索マーケティングの会合のこと
*ゲイリー・イリーズ(Gary Illyes)氏は Google Webmaster Trend Analyst(グーグル・ウェブマスターのアナリスト)
モバイルファーストインデックスのローンチ時期について
モバイルファーストインデックスのローンチ時期はまだ未定。でもGoogleとしては年内にリリースしたい
つまり、いつになるかはわからないけど年内にはリリースの意向があるので、ある意味、SEO(検索エンジン最適化)でスマホの仕組みを整えなければならない締め切りが定まったということです。
Google検索でモバイル端末からの検索を重視する方向性は、ずいぶん前からGoogleの決定事項です。とくに真新しい情報ではありませんが、今回の内容ではモバイルファーストインデックス対策を遅くとも年内には完了させることを意識するくらいでしょうか。
モバイルページの発見について
Googleの検索エンジンにインデックスされる仕組みは、クローラー(検索エンジンの巡回ロボット)がウェブページに記述されたリンクをたどりながら新しいURLを発見していくというものです。
これがスマホなどのモバイル端末ではデスクトップよりも技術的な制約が多くなるので、モバイルページにたどり着くまでのリンク数が増えることが考えられます。
ということは、スマホはとくにXMLサイトマップをしっかり整えないとインデックスされづらくなります。(インデックスされない可能性があります)
XMLサイトマップはクローラーに向けてウェブサイトの全体像を把握してもらうために準備するファイルで、クローラーがページを認識して、はじめてインデックスされます。
だからユーザーが検索する前に、まずGoogleにインデックスされる(ページを認識してもらう)必要があるのです。インデックスされないと、そもそもGoogleのなかでそのページは存在しないので、検索しても表示されないということになります。
ごく基本的なことですが、あなたのページがクローラーに巡回される方法は三つあります。
- XMLサイトマップをアップロードしてSearch Consoleに登録する
- 検索エンジンに巡回をリクエストする
- ほかのページからのリンクをたどってくる
ここでは、1.の「XMLサイトマップ」の重要性を伝えています。
モバイルファーストインデックスの準備に必要なこと(まとめ)
今回の会合で、ゲイリー・イリーズ氏が話した内容の中でこの2点がとくに重要でした。
でも、もうお気づきですよね。
私たちがやるべきことは今までと変わりません。ユーザーにとって価値ある情報の発信を第一に考え、何を発信するかをGoogleにもわかりやすく伝えるだけです。
追伸)
もしウェブサイトがレスポンシブ対応になっていなければサイト制作者に相談してください。
*レスポンシブ対応とは、PC、タブレット、スマホなど、どの端末でも見やすいようにページ表示を自動変換する機能のこと。
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